バンクーバー・オリンピックの公式エンブレムが、イヌイットの「イヌシュク(道しるべ)」がモチーフになっているのは有名です。
オリンピック競技はどれもエキサイティングですが、氷雪地帯を時速30kmで走り、紀元前一万二千年の歴史をもつ先住民がアラスカからカナダ沿岸地域を経て生活範囲を広げることを可能とし、今日ではマッシングスポーツとして発展し10日間で約1760kmのレースを完走するイヌイットの数千年前から生活の中で培われた"乗り物"?があります。
それは、「犬ぞり」です。オリンピック正式種目にしようとする動きもあるようで、もし実現したら"アスリート犬"が人と同じメダルを首からさげる日は近いかもしれません。
極寒のなか「犬ぞり」を駆り、忍耐を最高の美徳とした狩猟の民イヌイットが身を包んだ鹿皮で作られたフードの付いた上着「PARKA(パルカ)」は、私たちのなじみ深い「パーカー」の語源です。アスリートがフードをかぶり、凛々しく勇ましく見えるのは誇り高き先住民のエッセンスがそこにある気がしてなりません。

春到来、お気に入りの1着をお店に散策しにきてください。